Z世代にこれまでの合説ブースは刺さらない??

合説の様子

Z世代にこれまでの合説ブースは刺さらない??

合説の様子

はじめに

「そもそもZ世代って何??」そう思われる方もいらっしゃるでしょう。Z世代とは、1990年代後半から2010年代前半に生まれた世代を指し、幼少期からインターネットやスマートフォンに親しみ、SNSを通じた情報収集やコミュニケーションが当たり前の環境で育ったのが特徴です。多様性や個人の価値観を尊重する傾向が強く、社会問題への関心も高い世代です。今回は、そんなZ世代の心を鷲掴みにする合説ブースデザインのポイントをご紹介します!

 

目次

1、合説の実態
2、合説ブース装飾の現状
3、合説ブースデザインに必要な要素
4、環境配慮
5、まとめ

1. 合説の実態

株式会社マイナビが2023年に実施した調査によると、2024年卒業予定の大学生・大学院生のうち、2023年2月末までに合同説明会に参加した学生の割合は 56.5% でした。このデータは、前年より6.2ポイント増加しており、対面型の就職活動イベントへの参加が増加している傾向が見られます(https://www.mynavi.jp/news/2023/03/post_38250.htmlより引用)。

このように就職活動にあたり、新型コロナウイルス後から、学生の合説への参加が過半数を超えており、企業の採用活動における合説の重要性は年々増加している事が分かります。

合説への参加人数が人数が増加している様子

2. 合説ブース装飾の現状

多くの企業が参加する合同説明会では、ブースが埋もれてしまい、学生の目に留まらないケースが多いです。特に、デザインがシンプルすぎたり、企業の特徴が伝わりにくい場合、学生が興味を持たず通り過ぎてしまうことがあります。また、ブースに掲示される情報が多すぎて学生が混乱する、または逆に情報が少なすぎて企業の魅力が伝わらないという問題があります。特に、キャッチコピーやビジュアルが不明確だと、学生に「この企業は自分に合わない」と判断される可能性があります。このように合説ブースデザインはマンネリ化している傾向にあるのが現状です。

 

3. 合説ブースデザインに必要な要素

合説は様々なジャンルの業界や業種の企業が同時に多くの学生に企業について知ってもらう絶好の機会です。しかし、多くの企業が参加するため、ブースデザインの段階から他社との差別化、学生に目を惹くアイデアが必要になってきます。

3-1. インパクト

業界や業種などの軸が定まっていない学生にとっては、「とりあえず話を聞いてみよう!」と丸腰で参加しているパターンが多く、ブースのデザインや雰囲気が唯一の判断材料になります。そこで、学生が他社と比較した際に、学生にインパクトのあるブースをデザインすることはを与えることは今後の採用活動に良くも悪くも大きな影響を与えるでしょう。具体的には、とにかく他社と差別化を図るために、派手かつ印象に残るのぼり旗やイスカバーの設置です。弊社ではそのような合説ブースで学生により強いインパクトを与えるブースのデザインを数多く提案しております。過去の合説ブース事例はこちら

3-2. 今の流行りを取り入れたアイデア

就職活動に取り組むZ世代の学生は若いうちから、TikTokやInstagramのようなSNS媒体に触れており、移り変わりが早い現代の流行りに敏感な世代であるといえます。そこで、Z世代の現在の流行りを分析し、合説ブースのデザインに取り入れることは学生に企業がより柔軟な会社であることを伝えることが重要です。具体的なアイデアとして、のぼり旗や幕に企業のSNSアカウントのQRコードを掲載し、社内の雰囲気や風土を投稿していれば、SNSに誘導することで企業の大枠だけでない風土や社内環境を伝えることができます。

合説ブースのQRコード入りのぼり旗

3-3. 印象に残る空間提供

合説ブースは会場内に数多くあり、その1つ1つはただのブースにすぎません。しかし、その単なるブースを学生にとって1つの印象に残る空間にすれば、来場者は増え、採用に繋がる可能性も見えてくるでしょう。具体的なアイデアとしては、ブースそのものをSNS映え写真スポットにしちゃうというものです。学生は合説=堅い、緊張する、真面目な場所といったイメージを持っています。そこで、ブースの中をSNS映えする写真スポットにすれば、他のマンネリ化したブースと明らかな差別化を図ることができ、学生が多く集まる事はもちろん、現代のZ世代が求める柔軟な会社であることを伝えることができます。

事例①:SNSパネル

SNSパネル

SNSパネルとは、近年の若者の間で当たり前のツールとなっているインスタグラムの投稿画面をパネルにしたものです。イベントやパーティーではよく見かけるこのパネルですが、合同説明会(合説)でも使えます。また、内定式や入社式でも使える便利なパネルです。

事例②:エンジェルバナー

エンジェルバナー

合説ブース装飾の極めつけはこの商品。新商品のエンジェルバナー!イベントや展示会などで利用されることが多い商品です。羽根を背負ってあなた自身が広告塔になってみてはいかがですか?形は「てんとう」「あげは」「みつばち」「ほうおう」の4種類よりお選びできます。(価格は同じ)

その他の弊社商品はこちら

4. 環境配慮

近年、SDGsのような環境に対する意識のように、企業の社会に対する責任や配慮が重要視されるようになってきています。そこで、合説ブースに使う材料にまで環境に配慮すると、更に学生からの印象は良いものとなるでしょう!

 

5. まとめ

このように、Z世代の心を掴む合説ブースには、派手な装飾によるインパクト、SNSや流行を取り入れた柔軟な表現、そして「写真映え」する空間づくりが重要です。のぼり旗やQRコードの活用、SNS風パネルやエンジェルバナーといったアイデアで、他社との差別化が図れます。また、環境配慮素材を使用することで、学生に企業の社会的責任感をアピールできる点もポイントです。ブースの第一印象が採用に直結する今、デザインはますます重要視されています。

 

これまでの堅い合説のイメージを刷新しましょう!!

 

≪参考文献≫

株式会社マイナビ,”「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況」を発表”,株式会社マイナビ,2023-03-23,

https://www.mynavi.jp/news/2023/03/post_38250.html,(参照2025年3月28日)