
2025年4月23日 【例文付き】合説ブースに効果的なキャッチコピー集20選

「学生がなかなか立ち止まってくれない」「他社と似たような言葉で埋もれてしまう」-合同説明会でのブース集客において、こんな悩みを抱える企業は少なくありません。
その原因のひとつが、“伝わらないキャッチコピー”です。
ブースに掲げる一言は、まさにその企業の「顔」とも言える存在。良いコピーは、数秒で学生の興味を引き、行動を促し、エントリーにつなげる力を持っています。
この記事では、ありがちな失敗例を10個紹介しつつ、目的別に学生の心を動かすキャッチコピー20選をご紹介します。
「自社らしい魅力が伝わる言葉を作りたい」そんな採用担当者の方に、明日から実践できるヒントをお届けします。
目次
- 1. よくある失敗から学ぶ!効果が出ないキャッチコピー10選
- 2. はじめに:なぜキャッチコピーが重要なのか?
- 3. キャッチコピーを考える前に知っておきたい3つのポイント
- 4. 目的別!合説ブースに使えるキャッチコピー20選
- 5. キャッチコピー×デザインの相乗効果とは?
- 6. まとめ:キャッチコピーは「会社の想いを一言で伝える道具」
1. よくある失敗から学ぶ!効果が出ないキャッチコピー10選

まずは「なぜキャッチコピーが重要なのか?」を実感できるように、ありがちな失敗例を10個ご紹介します。
失敗①:「アットホームな職場です」→ 曖昧で伝わらない
→ 「誰もが“名前”で呼び合う職場です」など具体的に言い換えるとリアリティが増します。
失敗②:「社員が優しい」→ どこでも言える印象で弱い
→ 「ランチは毎日一緒に食べてます」などエピソードで具体化を。
失敗③:「創業○○年の安定企業」→ 魅力として伝わりにくい
→ 「新卒入社の定着率90%以上」など学生にとっての“安心”に言い換える。
失敗④:「一緒に成長しよう!」→ 何の成長か不明確
→ 「入社1年でプロジェクトリーダーに挑戦できる」など具体的な成長像を示す。
失敗⑤:「やりがいのある仕事です」→ 抽象的すぎて共感されない
→ 「誰かの“ありがとう”が毎日聞ける仕事です」など感情をイメージさせる表現に。
失敗⑥:「夢を持った人を歓迎します」→ 若干上から目線にも取られる
→ 「“やりたいことがわからない”人も歓迎!」と間口を広げる表現にする。
失敗⑦:他社と同じような言葉ばかりで埋もれる
→ 「業界初!社員が考案した採用ブース」など独自性を打ち出す。
失敗⑧:学生が「で、何の会社?」と思ってしまう
→ コピーの中に“事業領域”や“役割”のヒントを盛り込むと印象が変わる。
失敗⑨:キャッチコピーが長すぎて読まれない
→ 一言で完結させる。「3秒ルール」を意識して端的に!
失敗⑩:企業目線で押しつけがましい
→ 「あなたは、私たちに必要です」ではなく「“こんなあなた”に会いたい」に言い換える。

2. はじめに:なぜキャッチコピーが重要なのか?
合同説明会(合説)の会場では、企業がひしめき合い、どこも似たようなブースに見えることも珍しくありません。 学生にとっては「どこに立ち寄るか」は直感と数秒の印象で決まると言っても過言ではないのです。
そんな中、「目に留まる」「足を止めたくなる」仕掛けとして力を発揮するのがキャッチコピーです。 つまり、キャッチコピーは「ブースの顔」。たった一言で会社の世界観を伝え、興味を引き、行動を促すことができます。
また、Z世代の学生は“言葉に敏感”です。広告慣れしているからこそ、ありきたりな表現では響きません。 「共感性」「意外性」「自分ゴト化」の要素があるコピーが、強く刺さります。
3. キャッチコピーを考える前に知っておきたい3つのポイント
① ターゲット学生の明確化

理系か文系か、体育会系か、地域志向か首都圏志向か。まずは“誰に届けたいのか”を明確にしましょう。 志望業界や価値観(挑戦志向か安定志向か)を分析し、ペルソナを想定することで、刺さる言葉が変わります。
② 「企業の強み」ではなく「学生が魅力に感じる表現」へ変換

企業が言いたいことではなく、学生が「知りたいこと」「感じたいこと」を軸に表現を変える視点が大切です。 例:
・NG:「創業30年の安定企業」
・OK:「“ずっとここで働きたい”と思える職場」
③ 言葉×デザイン=最強

キャッチコピーは単体で完結するのではなく、フォント・色・配置などと一体化させて伝えることで力を発揮します。 例:
・手書き風フォント×温かい言葉 → 親しみやすさ
・ゴシック×ビビッドな赤 → 力強さ・インパクト
4. 目的別!合説ブースに使えるキャッチコピー20選

【共感・感情訴求タイプ】
- 「やりたいこと、まだ決まってない? それでいい。」
- 「”就活”じゃなくて”人生選び”をしよう。」
- 「入社3年で社長の隣。嘘みたいなホントの話。」
【ユニーク・笑えるタイプ】
- 「このブース、ちょっと変です。」
- 「営業職=ノルマ?うちは“ノリ”重視です。」
- 「うちの社長、変人です(褒めてます)」
【ビジョン・理念訴求タイプ】
- 「“誰かのため”に働きたいキミへ。」
- 「街に残る仕事、してみない?」
- 「売ることより、届けることが大事だと思ってます。」
【数字・実績で信頼を与えるタイプ】
- 「離職率 4%以下の職場、興味ありますか?」
- 「社員の平均年齢 27.4歳。若手が主役の会社です。」
- 「創業19年、安定だけじゃ終わらない挑戦を。」
【行動促進・アクション喚起タイプ】
- 「気軽に立ち寄ってください。チョコもあります。」
- 「1分でわかる!ウチの魅力」
- 「スマホで完結!まずはQRから。」
5. キャッチコピー×デザインの相乗効果とは?

色の使い方
黄色や赤など目を引く色をベースにすると、遠目でも注目されやすい。特に“警戒色”は一瞬の視線を集めます。
フォントの工夫
- 明朝体:誠実、まじめ、信頼
- ゴシック体:力強い、勢い、若さ
- 手書き風:親しみやすさ、距離感の近さ
配置
- ブース正面上部(吊り看板)
- ロールアップバナーの上部や中央
- テーブルの前掛けやパネルの中央部分 →視線導線を考慮し、「最初に目に入る場所」に配置しましょう。
6. まとめ:キャッチコピーは「会社の想いを一言で伝える道具」
合同説明会のブースは、一言で勝負が決まる“言葉の戦場”です。 「立ち寄ってもらえなければ、どれだけ良い制度や環境があっても伝わらない」——その覚悟で、キャッチコピーに真剣に向き合いましょう。
そして、言葉に込めた熱意は、必ず学生に届きます。 言葉は「ただの装飾」ではありません。会社の覚悟やビジョンを学生に届ける“導火線”なのです。
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