2024年8月30日 デザイナーが解説!採用ブース装飾デザイン6選
採用ブースの装飾は、採用活動の成否を左右する極めて重要な要素です。採用担当者にとって、そのデザインをどうするかはまさに頭を悩ませる課題でしょう。そこで今回は、誰もが目を奪われる6種類のデザインを厳選し、その魅力を徹底解説します。これらのデザインの中から、御社の魅力を最大限に引き出す一品が必ず見つかるはずです。このガイドを参考に、他を圧倒する魅力的な採用ブースを作り上げ、採用活動を大成功へと導きましょう!
目次
1. 少ないツールでインパクトを与える方法
2.仕事を街のイラストでシンプルに伝える方法
3.さまざまな商品をアイコンで簡単に説明する方法
4.「なんだろう」と思わせる短いキャッチコピーの活用方法
5. 商品(業務)+キャッチコピー+グラフィックで記憶に残す方法
6. 知名度を最大限に活用する方法
まとめ
1.少ないツールでインパクトを与える方法
有限会社Lプランズ様
テーブルクロスやイスカバーを活用して、少ないツールでも効果的な印象を残す方法をご紹介します。通常、これらは背景にロゴを配したシンプルなデザインが多く、タペストリーやバナーで補完されることが一般的です。しかし、テーブルクロスと椅子カバーだけでも、視覚的な効果を十分に高めることが可能です。
そのためには、「会社や仕事」を象徴するワンポイントのビジュアルを加えるのが効果的です。例えば、電気業界なら電球、農業なら野菜、洋食レストランならコック帽やナイフとフォークといった、業界を象徴するシンボルを取り入れると良いでしょう。こうしたシンボルが加わることで、テーブルクロスやイスカバーが一層目を引くデザインとなり、見る人に強い印象を与えることができます。
例えば、電球のデザインを使用する場合、「発想・アイディア」「明るい」といったポジティブなイメージを伝えることができ、デザインの効果がさらに高まります。少ないツールでも効果的に企業のメッセージを伝えることができるため、工夫次第で大きなインパクトを与えることが可能です。
2.仕事を街のイラストでシンプルに伝える方法
株式会社エグゼクション様
企業が成長すると、扱う仕事や商品が多岐にわたるため、会社の全体像を簡潔に説明するのが難しくなります。特に採用活動では、会社全体での募集の場合、具体的なビジュアルで仕事を表現するのが困難です。このような状況では、街のイラストなどを活用し、「街のこの部分に私たちが関わっています」といった雰囲気を伝える方法が有効です。「街を快適にする」といったシンプルな補足を加えることで、さらに理解しやすくなります。
例えば、建設会社であればビルや道路、橋のイラストを使って説明ができます。IT企業であれば、ネットワークをイメージ化したイラストが効果的です。こうしたビジュアルに補足説明を加えることで、求職者に会社の業務内容をより具体的にイメージしてもらうことができます。
3.さまざまな商品をアイコンで簡単に説明する方法
株式会社フジキカイ様
商品ラインナップが広がると、「どのような商品を取り扱っているのか」を簡単に伝えるのが難しくなります。「色々やってます」という説明では具体性に欠け、伝わりにくいこともあります。そこで、商品のアイコンを活用することで、視覚的に簡潔かつ具体的に説明することが可能です。
アイコンは直感的で理解しやすく、複数の商品を一目で把握できる利点があります。例えば、家電製品を取り扱う企業ならば、冷蔵庫、洗濯機、テレビなどのアイコンを用意し、それぞれのアイコンに簡単なキャプションを添えることで、どのような商品を取り扱っているかをユーザーが瞬時に理解できます。
さらに、アイコンをカラフルにして目立たせることで、ユーザーの注目を集めやすくなります。鮮やかな色彩は視覚的なインパクトを与え、ユーザーの興味を引きやすくします。特にウェブサイトやアプリなどのデジタルプラットフォームでは、カラフルなアイコンを使用することでスクロール中のユーザーの目を引き、興味を持たせることができます。
アイコンを活用することで、商品説明がより簡単で理解しやすくなり、ユーザーの心理的負担を軽減できます。テキストだけで説明すると、ユーザーは大量の情報を一度に処理する必要があり、時にはそれが負担になることがありますが、アイコンを使うことで視覚的に情報が整理され、より容易に理解されます。
このように、カラフルで目立つアイコンを使用することで、商品説明を効果的に行い、ユーザーの興味を引きつけ、心理的ハードルを下げることができます。結果として、魅力がユーザーに伝わりやすくなり、来場者数の向上にもつながるでしょう。
4.「なんだろう」と思わせる短いキャッチコピーの活用方法
フルサト・マルカホールディングス様
キャッチコピーで読者の興味を引くためには、次の3つのポイントが重要です。
1.心に引っかかる言葉を使う
キャッチコピーには、「なんだろう?」と疑問を抱かせたり、「わくわくする」気持ちを引き起こしたり、「続きが気になる」と思わせる言葉を使うと効果的です。これにより、読者の関心が高まり、企業やサービスについてもっと知りたいという気持ちを引き出します。
2.短い一文で表現する
情報があふれる現代では、シンプルで短いメッセージがより強いインパクトを持ちます。例えば、「未来を変える一滴」や「新しい発見がここにある」など、短くても力強いメッセージは、読者に強い印象を残します。
3.社風を感じさせる
キャッチコピーには、企業やブランドの価値観を反映させることが重要です。共感を呼ぶメッセージは、読者の心に響き、企業とのつながりを深めます。たとえば、環境に配慮した企業なら「未来のために、今できることを」といったメッセージが共感を呼びやすいです。
このように、キャッチコピーを工夫することで、企業やサービスの魅力を効果的に伝え、読者の興味を引きつけることができます。「心に引っかかる言葉」「短い一文」「社風を感じさせる」の3つの要点を押さえたキャッチコピーを作成することで、どの業種でも成功する可能性が高まります。
5.商品(業務)+キャッチコピー+グラフィックで記憶に残す方法
岐阜ギヤー工業株式会社
商品(業務)、キャッチコピー、グラフィックデザインを組み合わせて、ユーザーの記憶に残る方法があります。この手法は一般広告でも広く使われていますが、すべてがうまく噛み合うことは少なく、「ハマった」ときに特に効果を発揮します。
たとえば、岐阜ギヤー工業株式会社様の場合、「ギア(歯車)」という商品に、「世界を動かす」というキャッチコピー、それを視覚的に表現した「ギアが地球を回す様子」というグラフィックが見事に調和しています。このように、商品(業務)、キャッチコピー、グラフィックデザインの三要素が一貫していることが重要です。
三要素が統一されていると、ブランドのメッセージが明確に伝わりやすくなり、ユーザーの記憶にも残りやすくなります。さらに、統一感のある広告はブランドの信頼性を高め、求職者や顧客の共感を得やすくなります。
この効果を最大限に引き出すためには、綿密な企画とクリエイティブな発想が欠かせません。商品やサービスの特性を深く理解し、それに最適なキャッチコピーとグラフィックデザインを考案することで、ユーザーに強く印象付ける広告を作成できます。
このアプローチにより、商品(業務)+キャッチコピー+グラフィックデザインの組み合わせが効果的に機能し、ユーザーの記憶に残る広告を作り上げることができます。
6.知名度を最大限に活用する方法
かに道楽様
知名度が高い企業は、採用活動において大きなメリットがあります。求職者はすでに「どんな会社か」「どんな仕事をしているか」を知っているため、安心感を持って応募してくれます。そのため、企業側は求職者の興味や関心をさらに深めることに集中できるのです。
採用ブースの装飾では、一目で「あの企業だ!」と分かるデザインを目指しましょう。たとえ企業名が有名でなくても、商品のパッケージやキャラクターが認知されている場合、それを最大限に活用することが重要です。
例えば、展示会や就職フェアのブースでは、企業のロゴや有名なキャラクター、商品パッケージなどを目立つように配置します。これにより、通りかかった人々がすぐに「あ、この会社知ってる!」と気づき、足を止める可能性が高まります。
このように、知名度が高い企業はその強みを最大限に活かし、求職者に対して魅力的な情報を提供することで、採用活動を効果的に進めることができます。知名度が低い企業でも、自社の特徴や魅力を明確に伝えることで、求職者の関心を引きつけることが可能です。
まとめ
採用ブースの装飾において、視覚的なインパクトと明確なメッセージは欠かせません。シンプルで強力なツールを使い、イラストやアイコン、キャッチコピーを駆使して企業の魅力を効果的に伝えましょう。知名度を活用することで、企業の信頼感を高め、求職者の関心を引きつけることができます。これらのポイントを押さえたブース装飾は、求職者の記憶に残り、採用活動の成功につながるでしょう。御社に合った方法を選び、効果的なブース装飾を実現してください。
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