
2025年4月23日 【実録】失敗から学ぶ!合説ブース装飾「残念すぎる」事例集

はじめに:成功よりも失敗から学べ!
「合説ブース装飾」というと、どうしても成功事例にばかり目が行きがちです。しかし実は、失敗事例こそ最も多くの“気づき”を与えてくれる宝の山。うまくいかなかった理由を深掘りし、そこから何を改善すべきかを掴めば、次は確実にレベルアップできます。
今回は、私たちが実際に見てきた「残念すぎる」合説ブースの事例をもとに、なぜそれが失敗だったのか、どのようにすれば改善できたのかをプロの視点で解説していきます。
1. 想定外にスカスカ…「予算節約しすぎ」ブース
失敗事例
テーブル1つにロールアップバナー1枚。椅子と資料だけがポツンと並ぶブース。
一見「コスト削減に成功!」と思うかもしれませんが、合説の戦場では“見た目のインパクト”がゼロ。隣の華やかなブースに学生は吸い込まれ、こちらは素通りされてしまいます。

原因
- 「とりあえず参加すればOK」という姿勢
- デザインにかけるコストが“無駄”という誤解
- 競合と比較してのブランディング不在
改善ポイント
- 小予算でも「視線を止める」工夫はできる
- 卓上POP、のぼり、パネルの組み合わせで立体的に見せる
- 色使いや配置を工夫し、簡素でも印象に残るレイアウトを
2. 説明が伝わらない…「世界観バラバラ」ブース
失敗事例:
「アットホームな会社です!」と言いながら、硬派な黒背景に白抜き文字のポスター。説明パネルにはビジネス用語の羅列…もはや何が言いたいのか伝わりません。

原因
- 経営者の意向と現場の表現がチグハグ
- 社内の「コンセプト設計」が曖昧なまま装飾作業へ
- バラバラの素材を無理やりくっつけたデザイン
改善ポイント
- まず「どんな学生に来てほしいか」を定める
- 企業のカルチャー・雰囲気を“ビジュアルで”表現
- 「ブース=会社の縮図」と捉え、世界観を統一する
3. 学生がスルー…「声がかけづらい」導線ミス
失敗事例:
イスとテーブルが壁に寄せて置かれ、社員は奥に座っているスタイル。学生は前に立って説明を聞くだけ…まるで“説教部屋”のような構図 に。
結果、学生が緊張して寄りづらく、ブース前をそっと避けて通る光景が目立つ。

原因
- 展示会経験のない社員がレイアウトを決めている
- 「接客のしやすさ」より「自分たちの居心地」を優先
- 動線設計やアイキャッチへの意識が欠如
改善ポイント:
- 社員は通路側に立ち、自然に声をかけられる体制に
- 入口から内部まで“誘導線”をつくる装飾配置を
- 会話が生まれる仕掛け(アンケート、フォトスポット等)を用意
4. なぜこうなった?5つの原因と改善ポイントを深掘り
失敗するブースには、共通した“やってしまいがち”な原因があります。代表的なものは以下の通り:
原因 | よくあるパターン | 対策 |
---|---|---|
1. 目的が曖昧 | 言われたので「とりあえず参加」 | ペルソナ設定・採用計画に基づく設計 |
2. 表現がバラバラ | 各部署が勝手な意見を言う | デザイン担当者が主導権を持つ |
3. 印象が弱い | 文字ばかり、色が地味 | 写真・色・立体で視覚インパクトを作る |
4. 予算至上主義 | 最低限のアイテムだけ | 「小予算×高演出」のノウハウを活用 |
5. 現場任せ | 初参加社員に丸投げ | 過去の成功例・マニュアルの共有 |
5. プロが見た!再生可能なブースに変えるアイデア
「失敗したけど、これからどうすれば?」という方向けに、プロ視点で“すぐに改善できる”装飾アイデアをご紹介します。
最低限+αの装飾セット
- ロールアップバナー × 2(正面とサイド)
- テーブルクロスに社名ロゴ印刷
- 社員紹介POP+フォトスポット
- 「10秒でわかる会社の魅力」パネル

上記の装飾まですると、成果が出やすいブースになります。当社ではVIPプランになります。

まとめ:合説ブース装飾は“採用の最前線”
合説は、学生にとっての“第一印象勝負の場”。企業にとっては、広告や営業と同じく**ブランドを伝える「ショーケース」**です。
見た目だけでなく、メッセージの一貫性、スタッフの立ち居振る舞い、導線、参加のしやすさ——全てが学生の記憶に残ります。
失敗から逃げず、しっかり向き合えば、次回のブースはもっと魅力的に生まれ変わるはずです。
「うちのブース、ちょっと心配かも…」という方は、お気軽にご相談ください。 プロの視点で、あなたの合説を“モリアゲ”ます。