2023年5月29日 新卒採用ご担当者様向け ブース相談数300件以上の営業マンが登壇【事例25連発】 本当に集客効果のあるブース装飾を作るには?
*第1部は会社・登壇者紹介のため、本記事は第2部からのスタートです。ご了承くださいませ。
第2部 求職者が3倍集まる!? 採用イベントで効果を出すためのブース装飾とは?
石谷:皆様もうすでにブース装飾をされているかと思うのですが、今回は「どう活用していくか」、「エントリー数を増やす方法」についても含めてお話しします。
採用イベントで効果を出すためのブース装飾とは?
・そもそも採用イベントにおいてブース装飾は必要?
石谷:装飾はお金も手間もかかるのですが、絶対に必要なものです!
【装飾が必要な理由】
①採用ブースを装飾していない企業はほぼない!=装飾をしないと悪い意味で「浮いて」しまう
②装飾がないと求職者に「本気で採用したいと思っていないのでは?」と不安を与える
③金銭的に余裕のないネガティブイメージを持たれてしまう
④ブース装飾がないと求職者に企業の魅力を十分に伝えられない
⑤✖「来場者には説明するから問題ない」
→ 立ち寄るための魅力を伝えられなければ、そのブースに立ち寄ってもらえない
⑥ブース装飾をしない=魅力的な会社であっても、求職者が「知る機会をなくす」
※ブース装飾は採用業務において「身だしなみを整えること」と同じレベルで必要!
・どちらに興味を持ちますか?
石谷:皆様は、どちらのブースに興味をお持ちになりますか? 圧倒的に右側だと思うのですがいかがでしょうか。左側のように、何もないとネガティブなイメージになり、非常に立ち寄りづらいと思います。右側のオレンジ色の装飾の多い方が圧倒的に興味を引き付けやすいです。
・成功事例
石谷:こちらは、装飾をして集客が3倍にもなったという事例です。このように装飾をすることで、会社の雰囲気が学生さんに伝わり、興味を引くことができます。ですから装飾の効果は侮れません。
・最低限揃えた方がいいもの
石谷:正面の壁にかけてあるタペストリー、イスにかけるイスカバー、テーブルクロスは、最低限揃えた方がいいと思います。そして、各ブースの右側に自立式のバナーがあることで、さらに立ち寄ってもらいやすくなります。こちらのバナーについては、後程詳しくお話しいたします。
・装飾は見えていますか?
石谷:まずは、求職者の行動を考えてみてください。求職者に見えなければ、装飾の意味はありません!前提として、求職者は皆さんの会社を目指して歩いているわけではありません。なんとなく前を向いて歩いているケースがほとんどです。
そして、「何か」が目に入らなければ、求職所は皆さんの会社を見つけられないという事実があります。学生さんに入りたいと思わせるような目印がないと意味がありません。
ブース装飾をするにあたってよくある間違いは、「正面にのみ」向けて掲示するということです。正面のみの場合、ブースをのぞき込まなければ見えない場合が多く、「何がある?」と目移りしないことが多いです。ですから、「求職者がどのような経路でブースに入ってくるか」を考えて装飾物を設置することが重要です!
石谷:このように、どういった導線で入るかというのを理解して、装飾をする必要があります。単に「バナーを置いたからいい」というような装飾をしたという事実で終わるのは絶対にNGです。どの角度が見えやすいかを考えて装飾をしないといけません。
そのため、現地の学生さんの動きを見て装飾の置き場所を変えることをお勧めします。特に午前と午後で、学生さんの動きはまったく違います。午前は活発に動く学生さんが多いため、人の流れも時間帯によってまったく変わってきます。ですから、学生さんの動きを見ながら、装飾を置く場所を変えていくことが重要になります。
・エントリーを増やすには?
石谷:エントリーを増やすには、説明会やイベントの後が非常に重要です!
・合説後の学生の行動パターン
家に帰る➡資料などで再検討をする➡再検討した企業を調べる
石谷:再検討した企業を調べる際に、ウェブやSNS(Instagram、Twitter…)などで調べる学生さんがほとんどです。調べる際にありがちなパターンは以下の通りです。
①説明会での説明をあまり覚えていない。
②良い企業があっても連絡先が分からなくなる。
③通りすがりで良さそうな企業があっても説明会に参加するのに躊躇してしまう。またはタイミングが合わず説明が聞けない。
④とりあえず家に帰って決める。
⑤採用フローが分からない。
⑥同じような会社が混同する。
石谷:せっかく説明会で情報収集をした情報も、こちら(↓)のような感じで、時間が経てば経つほど忘れられやすくなります。
石谷:ここで重要なのが、「いかに思い出してもらえるか」ということです。ですから、思い出して検討してもらえる材料の準備が必要です。そこで弊社がお薦めをするツールをご紹介します。
ツール①忘れられない×調べることを手助けする名刺!
石谷:仕事用の名刺をそのまま学生さんに渡したりはしていませんか? 仕事と採用活動では伝えることがまったく違ってくるため、採用活動で伝えたいことだけを凝縮した名刺を作ることをお勧めします。
(1)担当者の写真やプロフィールを載せる
石谷:このように、担当者の写真やプロフィールを載せることで、学生さんに親近感を持ってもらいやすくなります。
(2)エントリーにつなげる連絡方法を入れる
石谷:こちらにあるWRコードのように、エントリーにつなげるものも重要になります。LINEだと気軽に連絡が取れますので、弊社はLINEに誘導しています。
こういったところで、学生さんに非常に親近感を持ってもらいやすくなり、且つ、エントリーもしやすくなるという環境づくりも大切です。
3)SNSに誘導するQRコードを入れる
石谷:こちらのように各SNSのQRコードを入れることで、より興味を持ってもらいやすくなり、学生さんが企業について調べる際の抵抗のハードルもかなり下げることができます。
ツール②企業の魅力を知るきっかけづくりができるパンフレット!
石谷:続いて、パンフレットについても名刺と同様のことがいえます。皆様、通常の企業活動で使用している会社概要をそのまま学生さんに渡しているということはありませんか?仕事と採用活動とではターゲットがまったく違ってきますので、普段の企業活動で使用しているものをそのまま使用するというのはお勧めしません。
石谷:こちらは既存の会社概要を学生さん配布用に変えた弊社の事例です。仕事と採用活動でターゲットが異なりますので、内容も学生さんに向けたものに変更しました。また、どのようなデザインだと学生さんに見てもらいやすいかという点も重視して、先輩の声や福利厚生などについてもしっかりと記載しました。
このように、誰に何を発信したいかによって、内容やデザインを変えることが非常に重要だと考えています。学生さんは説明会でたくさんのパンフレットをもらいます。そのため、いかに他社さんと差別化できるか、いかに他社さんと比べて印象づけられるかという視点を持たないと、パンフレットがただの紙になってしまい、環境にも悪影響です。
会場での装飾はもちろんなんですが、帰ってからも見てもらえる工夫も非常に重要です!
第3部 実際の会場を見て「これは素晴らしい!!」と思った
ブース装飾事例25連発!
石谷:それでは、実際に採用イベント会場を私が見てきましたので、その中でも素晴らしいと思った事例をご紹介していきます。25連発です!なお、こちらの事例は2023年3月2日に行われた福岡のペイペイドームでのものと、過去に弊社で制作させていただいたものになります。
【ペイペイドームでの合同説明会】
~装飾編~
事例①
石谷:こちらの会社さんは床の装飾をしていました。おそらくフロアマットだと思います。近年は、歩きスマホをおこなう学生さんが増えて、視線下向きになっていることが多いです。このようにマットを下に敷くことで、下向きの学生さんに訴求できる装飾物になっています。
事例②
石谷:奥の赤枠で囲っているバナーが非常に大きくて目立っていて、学生さんからの視認率もかなりアップしていたと思います。また、こちらは自立式のバナーのため、どこでも設置が可能ですし、ブースの大きさや位置によって設置場所を変更することも可能なので、かなり万能なアイテムになっています。
事例③
石谷:同じバナーなんですが、このような自立式のバナーをスライド投影用スクリーンに活用している企業さんもいらっしゃいました。
事例④
石谷:こちらは変形ののぼり旗です。人の本能として異形に目がいくようになっているため、形が違うということだけで、こちらののぼりは非常に目に入りやすいです。
事例⑤
石谷:こちらも変形の装飾物で、かなり目立っていました。他社さんがしていない唯一無二の装飾物だったので、私は「採用活動に非常に意欲的なんだな」というプラスの印象を受けました。
事例⑥
石谷:このように、ウェルカムボードを置く企業さんもいらっしゃいます。ウェルカムボードがあることによって、「学生さん、いらっしゃい」というふうに歓迎していることをアピールできて、会場によっても記載内容を変更できるので、より訴求力の高いアイテムとなります。
事例⑦
石谷:このように、自社商品を分かりやすくアピールしている企業さんもいらっしゃいました。こちらは非常に商材が分かりやすいですよね。こういった植物の装飾を行われている会社さんですね。
事例⑧
石谷:こちらの企業さんは、自社商品を登壇者用の台として使用していました。自社商品を学生さんにアピールする目的もあるんですが、「弊社にはこのような商品があります」という他の出店企業さんへのアピールも兼ねているのではないかと、個人的には思いました。
このように、合説のメインは学生さんへのアピールなんですが、方法によっては企業さんにもアピールできる場にもなりつつあります。
事例⑨
石谷:こちらは、ほとんどの会場でおそらく見かけないアイテムなのではないかと思います。こちらを見たことがある方はいらっしゃいますか? おそらくない方がほとんどではないかと思うんですが、こちらは弊社の「エンジェルバナー」という商品で、非常にインパクトがあって記憶に残りやすいお薦め商品です。リュックのように背中に背負って学生さんに訴求するものになるので、両手をふさがれないので、これを背負ってパンフレットを配ったり名刺を配ったりする企業さんもいらっしゃいます。
~装飾デザイン編~
事例⑩
石谷:こちらは壁に掛けるタペストリーデザインになっています。店舗さんの外観になっていて、非常にデザインが分かりやすいです。このように、何屋か分かりやすいということは、採用イベント会場において非常に重要です。
事例⑪
石谷:はま寿司様のデザインも非常に分かりやすくてパッと目に入りました。
事例⑫
石谷:こちらは壁に社内の写真を載せている例です。こういった写真を載せることで、学生さんにイメージをわかせやすくて、「楽しそう!」、「雰囲気が良さそう」といったプラスの印象を与えることができます。昨今は、やはり社風を重視する学生さんが非常に増えているので、こういった写真は非常に有効な装飾だといえます。
事例⑬
石谷:このように、壁にコーポレ-トカラーの青色タペストリーを覆うことで、ひときわ目立つブースとなったという例もあります。こちらは京都の会場なんですが、担当者さんが、ブースに立ち寄った学生に理由を聞いたところ、「一番目立っていたから話を聞きに来ました」と言ってもらえたそうです。そのお話を聞いて、やはり色の重要性を改めて感じました。会場で一番目立っていて、立ち見が出るほど集客できたという事例です。
事例⑭
石谷:こちらはエンジェルバナーの時の写真(事例⑨)と同じなんですが、左側のバナーに「居酒屋みたいな整骨院」というふうに記載することで社風をアピールすることもできます。前を通った学生さんにかなりイメージをわかせやすいと思いますし、そういった社風をアピールすることで、社風に合った学生さんを集めやすくなるといったメリットもあります。
事例⑮
石谷:このようにイラストを入れることによって、不動産会社ということだったり(何屋か)、何をしているかというのがパッと思いつきやすくなるという分かりやすい例もあります。
~パンフレット編~
事例⑯
石谷:ペイペイドームの会場では、このように通路にパンフレットを並べるといった方法がありました。おそらく多くの会場がこういった形になっているのではないかと思います。こちらの並べ方に関してもノウハウをご紹介していきます。
事例⑰
石谷:まず、パンフレットは絶対に中身を開いてください。中身を開くことだけなんですが、非常に分かりやすく手に取る前に内容を見てもらいやすいといったメリットがあります。
事例⑱
石谷:こちらは、一番伝えたい内容やインパクトのある数字(例:ナンバーワン)をパッと見てもらって、パンフレットを手に取りたいと思わせるようにした事例です。
事例⑲
石谷:このようにパンフレットを立てる企業さんも非常に多いです。立てるということだけで、通路を歩く学生さんの目に入りやすいです。
事例⑳
石谷:三つ折りのパンフレットは立てる器具なしでパンフレットを立たせることもできますので、非常に有効な手段です。
事例㉑
石谷:パンフレット以外に写真を立てている企業さんもいらっしゃいました。
事例㉒
石谷:紙袋を置く企業さんもありました。紙袋は、こちらのジョイフルさんだけだったので、かなり唯一無二性がありました。
事例㉓
石谷:このように、クリアファイルを置いている企業さんもありました。
事例㉔
石谷:非常にユニークな例としては、おそらく社長さんだと思うんですが、パネルのように人物を立てている企業さんもあり、私も思わずくすっと笑ってしまいました(笑)。
こちらの企業さんはQRコードも提示することによって、ウェブページにも誘導していました。学生さんはスマホで調べるのが当たり前になっている世代なので、それに合わせた手法です。QRコードを読み取ることによって、パンフレットを手に取った学生さんをウェブページに誘導するというステップがかなり短縮されます。QRコードを読み取るだけですぐにページにいけて、すぐに応募ができるといった、非常に画期的なアイデアになっています。
石谷:最後に、パンフレットが埋もれてしまわないコツもご紹介します。
事例㉕
石谷:個人的に、はま寿司さんのパンフレットが非常に良いと思いました。理由としてはほとんどの企業さんが四角いパンフレットを配布されていたんですが、はま寿司さんはこのように丸いパンフレットを配布されていました。形が違うというだけで、埋もれにくさはかなり解消されます。また、お皿の形のため、思い出しやすく、どのような内容になっているんだろうという気になりやすさもあります。そして、学生さんが「ユニークさもあるんだ、はま寿司さん」というふうな印象を持ち、社風も感じ取ってもらいやすいです。
このように、パンフレットだけでも他社さんと、いくらでも差別化をすることができます。最初にお伝えした通り、装飾とパンフレットというのは、見てもらわないと意味がないといったツールです。今回お伝えした、「見てもらいやすい」だったり記憶に残りやすいノウハウを少しでも多く活用していただければと思います。以上です。