学生の就職活動に対する本音 その4

学生の就職活動に対する本音 その4

【大学4年生 留学生男性】

 

僕は日本で日本企業を受けていた。

まず、本当に日本で就職活動をやってよかったと思う。

中国で就活という概念がなかったからいい体験になった。

 

日本で就職活動をやってみて思ったのは、やっぱり留学生を受け入れてくれる企業が多くはない。

福岡は留学生対象のイベントも少ない。

だから日本で就職したくてもそもそも情報も少ないし、受けることのできる企業も少ない。

また、SPIなどのテストは1問1問の制限時間があるから、留学生にとって少しスピードが速い。また適性検査はよく意味がわからない。この判断だけで良い人も落としてしまうことが理解できない。

面接やエントリーシートも必ず学生時代に頑張ったことを書かせる。これは本当に2年生後半から入ったゼミナールの活動があったから話すことができた。本当にゼミナールに入っていてよかったと思う。

 

中国では日本のように就職した企業に終身雇用するのではなく、みんな「いつかは起業してやろう」というような野望を持った方が日本に比べると多い。

また就職活動をする人数も日本とはけた違いである。

しかし、内定を勝ち取る学生はだいたい6割~7割。そのうち希望する職を勝ち取るのはだいたい2割~3割で、3割~4割の学生はフリーターとなるのだ。

このように日本と違った就活が繰り広げられているからこそ、みんなと一緒に日本で就活!って取り組むことができたことはよかった。