2018年11月6日 選ばれる会社になる!対話重視の採用戦略で優秀な人材を獲得
今年の採用状況は、就職活動のルール変更の影響もあり、今後の見通しがまだはっきりと見えていない部分が多いです。しかし、どんな状況下でも変わらないのは、「選ばれる会社」になることが最も重要であるということです。新卒採用でも中途採用でも、求職者に「この会社で働きたい!」と思ってもらわなければ、優秀な人材を獲得することは難しくなります。
目次
1.「選ばれる会社」になるための鍵とは?
2.面接から面談へ、対話を重視したアプローチ
3.面接と面談の違いとは
4.リラックスした環境での対話が生む効果
5.当社が取り入れている「カジュアル面談」
6.フランクな対話を通じた最終判断
7.対話重視の採用がもたらす未来
1.「選ばれる会社」になるための鍵とは?
では、どうすれば求職者に「この会社で働きたい!」と思ってもらえるのでしょうか?これは企業の理念やMission・Visionと深く関係する重要なテーマであり、詳細については別の機会にお話しします。しかし、まず今日からすぐに取り組める一つの提案があります。それは、「従来の面接プロセスを見直してみませんか?」ということです。
2.面接から面談へ、対話を重視したアプローチ
多くの企業では、1次面接、2次面接、最終面接といった複数の面接を実施しています。しかし、これらの面接はしばしば堅苦しく、求職者にプレッシャーを与える場面が多く、会社や求職者の本質が見えづらくなることも少なくありません。当社では、この「面接」をやめ、よりリラックスした形での「面談」に切り替えました。
3.面接と面談の違いとは
「面接」と「面談」の違いを改めて考えてみましょう。デジタル大辞泉によると、面接は「応募者や対象者に直接会って試問や助言を行うこと」と定義されています。一方、面談は「面会して直接話をすること」です。面接では、求職者をテストし、評価するという側面が強いのに対して、面談は対話を重視し、双方が本音で話し合う場となります。
4.リラックスした環境での対話が生む効果
心理学的な観点からも、リラックスした環境での対話は、相手の本質を引き出す効果があります。緊張感のある状況では、人は自分の良い面ばかりを見せようとしがちで、深いコミュニケーションが難しくなります。しかし、リラックスした場では、感情が開かれ、本音で話すことができるため、企業側も求職者の真の価値観や考え方を知ることができます。逆に、求職者にとっても、会社の理念や文化がより深く伝わります。
5.当社が取り入れている「カジュアル面談」
当社では「カジュアル面談」と称し、求職者に「私服OK」「履歴書不要」で参加してもらっています。履歴書を見ないことで、先入観を排除し、純粋に対話に集中できる環境を作り出しています。求職者には、「今までどんなことをしてきたのか」「今、何に興味があるのか」といった質問を投げかけ、自然な会話の中でお互いを理解していきます。
6.フランクな対話を通じた最終判断
さらに、最終段階では、当社の社員と求職者がランチを共にしながら、フランクに対話する機会を設けています。このようなカジュアルな環境での対話を重ねることで、求職者と企業が互いに「合う」と感じたら、次は実際の業務を体験してもらう体験入社(インターン)を通じて、現場でのフィット感を確かめます。最終的に、両者が納得できれば、正式に入社を決めるというプロセスです。
7.対話重視の採用がもたらす未来
対話を重視した採用プロセスを取り入れることで、企業側も求職者側も本質的なマッチングが図れます。今後、従来の面接を続ける企業は、求職者からの関心が薄れていくかもしれません。選ばれる企業になるためには、形式的なプロセスではなく、深い対話を通じたコミュニケーションがますます重要になっていくでしょう。
合同説明会でも「対話」を重視
私たちは、合同説明会(合説)でも面接を行うのではなく、面談を通じて求職者と企業が対話を深めていくことを提案しています。対話を重視したブース設計や雰囲気作りを行い、リラックスした中でお互いを理解し合える場を提供します。
■合説ブース装飾資料3点セットは下記よりダウンロードできます。