デジタル時代に新卒採用が成功する3つの方法

デジタル時代に新卒採用が成功する3つの方法

「Z世代」という言葉をご存じでしょうか?
1990年代後半から2000年代初頭に生まれた若者たちは、デジタルネイティブとして知られています。彼らの多くはスマートフォンを初めての携帯端末として触れ、オンラインでの情報収集を日常的に行っています。また、社会課題や社会貢献に対する意識が高いのも特徴です。

私自身(48歳・しゃちょー)は、いわゆる「良い車に乗りたい」「お金が欲しい」といった価値観で育った世代であり、彼らとの価値観のギャップを実感しています。特に採用や育成の場面では、このギャップにより従来のアプローチが通用しなくなり、戸惑う企業も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、デジタル時代におけるZ世代への新卒採用で成功するための方法を4つの視点から解説します。ぜひ参考にしてください。

【目次】

【その1】YouTube:動画で魅力を伝える
【その2】ブログ:情報の蓄積が信頼を築く
【その3】SNS:毎日投稿で企業の魅力を継続的に発信
【その4】オフラインも重要:インパクトで心をつかむ
【まとめ】オンラインとオフラインを使い分ける柔軟性が鍵

【その1】YouTube:動画で魅力を伝える

Z世代が文字情報よりも動画を好むのは広く知られている事実です。そのため、採用活動においてYouTubeは外せないツールとなっています。当社でも「モリアゲチャンネル」というYouTubeチャンネルを運営しており、すでに成果が見え始めています。

たとえば、オンライン面談の際に「モリアゲチャンネルを見ました。今日の面接が楽しみです!」という言葉を学生からいただくこともありました。また、面接後に動画URLを送ることで、応募者との接点を維持することも可能です。

YouTube運営のポイントは「企業の本音や雰囲気を伝えること」。堅苦しい社長インタビューや一般的な企業紹介動画は学生に響きません。むしろ、社員が生き生きと働いている姿や社風をそのまま見せる動画が効果的です。当社では内製化していますが、外注を活用する場合もあります。

【その2】ブログ:情報の蓄積が信頼を築く

SNSが瞬発力のある拡散ツールである一方で、ブログは長期的な情報蓄積が可能なプラットフォームです。SNSの投稿は流れてしまいますが、ブログの記事は何年後でも検索して見つけられるため、採用活動の資産として活用できます。

私自身も定期的にブログを執筆しており、学生や求職者に対するメッセージを発信しています。特にWantedlyなどの採用サイトを通じたブログは、企業文化や考え方を深く伝える場として非常に有効です。

たとえば、社員の紹介記事や会社の理念に関する記事は、応募者が自分との価値観の一致を感じやすく、結果的にエントリーにつながります。

エンドライン採用

Wantedlyモリアゲアドバイザー

【その3】SNS:毎日投稿で企業の魅力を継続的に発信

SNSは、企業の魅力を簡単に発信できるプラットフォームです。FacebookTwitterInstagramなど複数の媒体を活用し、日常の様子やイベント情報を継続的に投稿することで、企業に対する好印象を広めることができます。

wantedlySNS

最近では、新しい音声SNSアプリ「Clubhouse」も注目されています。このようなトレンドを取り入れることで、「新しいことに挑戦している企業」というポジティブなイメージを築くことができます。

SNS運営のポイントは、完璧さを求めすぎないこと。毎日少しずつでも投稿を続けることで、学生に企業の活気や成長を伝えることができます。

【その4】オフラインも重要:インパクトで心をつかむ

オンラインが主流の今でも、オフライン施策には独自の強みがあります。特に合同説明会やイベントは、直接的なインパクトを与える場として効果的です。コロナ禍以降、開催が難しい時期もありましたが、感染対策を徹底すれば開催可能です。

当社では、合同説明会のブース装飾を通じて学生の関心を引き付ける工夫を行っています。たとえば、目を引くデザインやインタラクティブな要素を取り入れることで、他社との差別化を図っています。

オンライン施策が普及したからこそ、逆にオフラインの価値が高まっていると感じます。他社がやっていないことに挑戦することが、成功への鍵となります。

【まとめ】オンラインとオフラインを使い分ける柔軟性が鍵

Z世代への採用活動では、「YouTube」「ブログ」「SNS」などのオンラインツールを活用する一方で、オフライン施策も戦略的に取り入れることが重要です。それぞれのメリット・デメリットを理解し、バランスよく組み合わせることで、より効果的な採用活動が実現します。

デジタル時代ならではの採用方法を柔軟に取り入れ、学生に響く企業アプローチを実践していきましょう!